スペックルコントラスト測定装置とは

市場ではプロジェクタのレーザー化が加速しています

赤色・緑色・青色の三原色全てレーザー光源を使用したRGBレーザープロジェクタの開発が加速しています。レーザー光源は、色再現範囲の拡大という最大の特徴のほか、システムの長寿命化、省電力化等のメリットが多い反面、画質に影響を与えるスペックルノイズが発生しやすいデメリットもあります。 弊社では、2011年からレーザーディスプレイ用のスペックルコントラスト測定装置を発売し、その測定方法は2016年発行の国際標準規格IEC 62906-5-2:Optical measuring methods of speckle contrastに採用されました。現在では、スペックルノイズ測定のデファクトスタンダードとしてレーザーディスプレイ業界に認知されております。

新技術であるカラースペックル測定法にいち早く対応しました

スペックルノイズの新しい測定方法として2018年1月にカラースペックル測定法(国際標準規格IEC62906-5-4:Optical measuring methods of colour speckle)が発行されました。この測定法は白色画面のスペックルノイズを色度図上に表現するユニークな測定法です。この新しい測定法に対応し、カラースペックル測定機能(ソフトウェア)を販売開始しました。

次世代レーザーディプレイ開発のためのスペックルノイズ測定ツール

スペックルノイズの定量化はスペックル低減の第一歩です。スペックルコントラスト測定装置Dr. SPECLKLEシリーズは、ヒトの眼の網膜上で発生するスペックルノイズを正確に測定する手段を実現します。

 

特長

  • 国際標準規格IEC 62906-5-2及びIEC 62906-5-4に準拠
  • ヒトの眼のMTFをCCDカメラ光学系で忠実に再現
  • スペックルノイズの定量的な測定手段としてスペックルコントラストを計測
  • 自社開発の専用ソフトウェアM-Speckleを標準装備
  • 冷却CCDカメラと独自のアルゴリズムで高い測定再現性と広ダイナミックレンジを実現(CS=0.01~1.00)
  • 2種類の輝度ムラ補正機能を搭載(2次関数アベレージング補正/空間周波数フィルタ補正)
  • スペックルパターンの平均粒径計算が可能
  • 持ち運びに便利なポータブルタイプ

測定対象例

  • レーザディスプレイ
    劇場用大型プロジェクタ、レーザーTV、ピコプロジェクタ、車載用ヘッドアップディスプレイ等
  • 構成部品
    レーザー光源、空間変調器、スペックルディフューザ、スクリーン等
  • レーザヘッドライト、レーザ照明等

表彰履歴

  • 2015年4月 第7回 レーザー産業賞 貢献賞を受賞
  • 2016年2月 第13回(平成27年度) 新機械振興賞 機械振興協会会長賞を受賞

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